末人独行記

いまさら真人間に、とは言わんが独立して生きたい

休日の肉体と精神が縛られる

休日も、持ち帰った会社貸与のモバイルPCで仕事をしたり

キャリアアップのための資格の勉強をしたり

仕事のための技術的な勉強をしたりしている。

 

会社員であるかぎり、休日の行動も制限されている。

 

僕は今いわゆる大企業で技術系のサラリーマンをしているのだが

自分の実力に見合った場所ではないので、

休日も仕事をしたり勉強をしたりしないと付いていけないのである。

カフカのいう

「パンのための仕事」

をしている。

 

そんな僕が日々おもうことは決まりきっていて

お金を貯めて、仕事を辞め、自分の好きなことだけを

して生活をしていきたい、そんな状態になることを妄想するんだ。

 

マズローの言う

「生理的欲求」「安全の欲求」というのは会社員であることで満たされ

今は「社会的欲求」と「承認欲求」を満たすために

休日も働いているということだろう。

好きなじゃない仕事なら、テキトーに流しておけば

「毎日のごはん」「安全な住居」はとりあえず確保できるのに

「いちおう大企業で一定のキャリアを確保したい」という

欲求が、好きでもない仕事や勉強に僕をかりたたせるのである。

 

そのくせ一方で何かにつけて金勘定をして経済的自立を妄想するのも、

最も高次の欲求である「自己実現の欲求」に日々苛まれているということなんだ。

 

どうだい、あんまり未来の事を真剣に考えていないと

こんなつまらん人間になってしまうんだぞと、若かりし僕に言いたいね。